長期計画の立て方

まずは目安となる水準について解説

このページでは、英検の各級のレベルを用いて解説していきます。

なので、まず先に、それぞれの実質的な水準について明示しておきたいと思います。
(英検公式サイトより抜粋)

✅5級・・中学初級程度
✅4級・・中学中級程度
✅3級・・中学卒業程度
✅準2級・高校中級程度
✅2級・・高校卒業程度
✅準1級・大学中級程度
✅1級・・大学上級程度

英検は「読む書く聞く話す」の4技能を問われる検定なので、バランスのよい英語力アップが実現しているかの目安としても最適です。

実際の手順解説

①漠然とどういう未来を望むのかをはっきりさせる

例)就職や進学で英語力を理由に断念することがないように育てたい
例)高校受験や大学受験で英語をカモにできるレベル

②望む未来に必要な語学レベルを割り出す

例)就職や進学で英語力を理由に断念することがないように育てたい
 ↓
大学進学時であれば、
・英検2級を高い得点で余裕で合格する水準
・英検準1級水準

就職であれば、
・どんな就職先かで変わってくる
・一般的には英検1級が日本での最高峰

例)高校受験や大学受験で英語をカモにできるレベル
 ↓
高校受験であれば、
・英検3級を余裕で合格するレベル
・英検準2級水準

大学受験であれば、
・英検準1級を余裕で合格するレベル
・英検1級水準

③現実的に目指すレベルを明確にする

ここまでの作業から、現実的に目指すべきレベルを設定します。

英検でのレベルを目安にする形でも良いですし、そこからさらに「特にスピーキングの力を伸ばしたい」などの、よりフォーカスしたい部分等も明確にしておきましょう。

④いつまでにどのレベルへの到達を目指すかを決定する

目指すべきレベルが明確になったら、期限を切る作業を行います。

最終的に到達したいレベルから逆算して考えていくことで自然に決まっていくと思います。

例)就職や進学で英語力を理由に断念することがないように育てたい
 ↓
よって、大学進学時に「英検準1級」を突破した状態にもっていきたい。

このケースで掘り下げていけば、

✅高校3年時・・・準1級
 ↓
✅高校入学時・・・準1級の準備継続中
 ↓
✅中学後半以降・・準1級の準備スタート
 ↓
✅中学3年時・・・2級を余裕で突破
 ↓
✅中学1年時・・・2級の準備をスタート
 ↓
✅小卒時・・・・・準2級突破が望ましい

上記のようなプランを1つの目安として描けるかと思います。

そうなると、小学校6年間を活用して「英検準2級を余裕で突破できる語学力を身につける」ことが当面の目標となります。

⑤当面の目標を実現できる手段を探す

当面の目標が決まったら、次は、それを実現できる手段を見つける作業です。

平たく言えば、

・英語教室
・英会話スクール
・オンライン英会話
・セット教材
・おうち英語で親主導で実施

などなど、実際に子供の語学力を成長させるために、どんなツールを活用していくかを決める作業です。

このスクールや教材等の決め方は非常に重要ですが、この講座内でじっくりと解説しているので安心していただければと思います。

この部分を実際に決める作業は後に回すとして、とりあえず、①~⑤までの工程をしっかりと明確にする作業が必須です。

最後に流れをもう1度おさらいして、このページでの解説を終わります。

  • ①漠然とどういう未来を望むのかをはっきりさせる
  • ②望む未来に必要な語学レベルを割り出す
  • ③現実的に目指すレベルを明確にする
  • ④いつまでにどのレベルへの到達を目指すかを決定する
  • ⑤当面の目標を実現できる手段を探す

流れを確実に把握してみてください!