娘のことは最高に愛してる。

無償の愛を注いでる。

でも、パパたる者、いわなきゃいけないことは言わなきゃならない。

勿論、親である自分、全く完璧なんかじゃないってよくわかっている。

でも、パパとしての役割、しっかり全うしなければならない。

だから、言いたくないことも言わなきゃいけない。

でも、その時の言い方が問題となる。

多感な思春期の娘に物を言うのに、そんなこと私思ってない、やってないから!

表面的には、わかった、みたいなこと言っていても、娘本人からそう思われたら娘の中ではパパの信頼はがた落ちだ。

距離が生まれてしまう。

そう、親とは、とても大変な生き物だ。

衝突して、言いたいこと言い合えば、結局、パパが正しかったってパターンはよくある。

でも、そういうケースが多いからと言って、毎回毎回、娘自身が、あ、もしかしたら、いつも通り、私が至らないのかななんてしおらしく思うわけがない。

思春期の子たちは、毎回、傲慢にも、自信満々なのである。

親は100歩譲って、そういう相手であることを理解して、豪快に、そういう相手をひれ伏させる必要がある。

今、ひれ伏すという言葉をつかったが、本当に、娘は納得すればひれ伏す。

もちろん、その件に関してってだけだが。

親としては、いつもいつも、そういう形でマウントをとっておくひつようがる。

そうすれば、いつもいつも、パパならわかってくれるから、耳を傾けよう、一目置いて話を聞いてみようって思ってくれる。

思ってくれるなんて言葉、随分、こっちが下手に出てる感が強いけど、それでいい。

親はとてつもなく年上なんだから、負けてやればよい。

どんだけでも負けてやって、思春期の子供から、パパは私のことわかってくれてる、理解してくれてる、って思われた方が結局は楽だし、親子関係も上手くいくし、そして何と言っても、親の伝えたいことが子供のハートにダイレクトにしっかり届くのだ。

これが大事だ。

親の想いが、子供にしっかり届くこと。

これこそが大事だ。

それには、子供がどんなに偏った判断をしているなって思っても、そういう年ではそういう判断が普通だよなって理解して、わかるよ、そういうことだよね、って理解を示してあげることが大事だ。

その上で、たださあ、わかるけど、それだと、その後の成長につながらないじゃん?

そこ、わかるだろ?

そしたら、誰が損するよ??

あなただろ??

俺じゃないよ。

あなた自身が損するんだよ。

それって超絶もったいないじゃん??

だったらさ、そういう気持ちはすごくわかるけど、少し考え方、捉え方を変えて、少しだけ上手くその所だけは頑張っておけば、後々、あなたにとって、あなたの将来にとって、メッチャ得じゃない?

みたいな対応をしてあげることだ。

回りくどいけど、そういう対応、つまりは、その時の等身大の子供の状況をしっかり受け止めてあげて、しっかり理解してあげて、しっかり共感してあげて、確かにそうだよねって認めてあげて、、、

その上で、上手い感じで、ただこれこれこういうことだけはさ、やっておくといいんじゃない?

正直、その部分は自分でも気づいてるでしょ?

だったら、まじ自分のためにさ、上手くその部分だけはやっておくと、後々の人生で、イイ感じで生きてくるからさ。

って応援してる感じで寄り添ってあげれば、子供の対応はガラッと変わる。

パパ、私のことわかってくれるんだ、って。

人間って、いくつになっても承認欲求の塊ですよね。

親である私達も誰かにわかってほしい、認めて欲しいって思ってますよね。

勿論、全てじゃないけど、そういうつもりじゃないのにって部分は、確かにそういうつもりじゃなかったですよね、それ、凄くわかってますよー・・・って。

大人がそうなんだから、子供は、普通に考えて、もっともっと認めて欲しいって思ってます。

それが普通の感覚です。

親はつい、こんなことは理解できるでしょ。

こんなこと、普通にわかるでしょ。

普通に、やれるでしょ。

できなきゃ、困るじゃん、、、

って思ってしまいがち。

でも、実際、そんなにうまくできる子供って少ないと思います。

ほとんどのケースで、上手くできないって思った方が正解です。

だから、我が子は最高に愛してるんだけど、親の自分と同じで全然未熟君、未熟チャンだから、そこわかるー同じだよ俺も私もって共感してあげて、

でも、せっかく頑張って生きてるし将来がイイ感じの方が絶対いいんだから、できる限り、上手く直したり改善したり、少しでも自分の将来がイイ感じになるように、やれる範囲でやっていこうぜ!

こういう感じがとにかくベストです。

だって、結局、できないことって、できないじゃないですか、大人でも。

無理なものって無理なんですよ。

子供も同じです。

言う事聞かないんじゃなくて、ただただ単にできないってだけだったりするんですよね。

だから上から押さえつけても、結局、何もかわらないなーって。

だって、そもそも親自身が上手くできてなかったことが多いし。

いや、自分の子供より私は上手くやっていたって思うかもだけど。

でも、凄く落ち着いてフェアに考えれば、子供の方が親の自分より優れてるとか、先進的な考え方が自然とできてるなーって思う事ってあるでしょ?

だから、しょせん、親も子も、そこまで差はないんですよ。

親としての役回りをやらなきゃいけないから、親らしく振舞ってるだけ。

子供としての役回りをやらなきゃいけないから、子供らしく振舞うだけ。

その程度の差しかないです、正直。

だって、じっくり腹割って話せば、我が子って、なかなかすごいなって思うでしょ?

そんなもんです。

だからぜひ、負けてあげてください。

負けてあげて、理解してあげて、共感してあげて、そうだよねーって声に出していってあげて、そしたら、いろんなことが凄く好転していきます。

親も子も、しょせんは、良好な信頼関係を持っていたいんです。

親から理解されてて愛されててって、そういう安心できる強力な関係に守られていたいんです。

すがっていたんです。

安心していたいんです。

そういう確固たるものがある子は、きっと強いです。

最後の最後に自分を守ってくれるって信じられるものを心にちゃんと持ってう子は、とても強いです。

そして親は、そういう子供を信頼できるし、安心してそだてていけるんです。